一期治療(顎顔面矯正、床矯正、予防矯正)

顎顔面矯正とは?

顎顔面矯正とは

歯並びの良し悪しは、歯やあごの骨の大きさ、歯が生えてくる位置によって大きく左右されます。なかでも、成長が不十分であごが小さいと、本来あるべき正しい場所に永久歯が並ばなくなってしまいます。 そこで注目されているのが、特殊な装置を使ってあごのサイズを大きく広げる顎顔面矯正法です。

これは、歯並びだけにフォーカスを当てるのではなく、あごの骨や周囲の組織の成長を促すことで正常な歯並びにすることを目的にしています。 また、歯にストレスのかかる矯正治療とは異なる上、骨格から変化させるため後戻りがしにくいと言うメリットもあります。

具体的な治療法は?

顎顔面矯正の具体的な治療法とは

顎顔面矯正では、矯正装置を用い、顎や歯を支える骨、その周りの軟組織を矯正します。装着により顎の骨全体が広がり、骨の正常な発育をコントロールします。 基本的には上の歯にとりはずしの装置を装着し、必要回数のスクリューを回転させたり、ワイヤーを調整したりしながら、上下のバランスを確認して少しずつ顎を拡大していきます。

顎顔面矯正は歯並びを整えること以外の効果も

矯正装置で骨格を矯正することで、鼻呼吸がしやすくなるという効果も見込めます。 矯正によって、上あごだけでなく、鼻腔も広がるため、自然と鼻で呼吸がしやすくなるケースが多いようです。

口呼吸は細菌が肺にいきやすくなるなど、健康によくありません。小さなうちから鼻呼吸を身に着けることは全身の健康に密接につながります。

開始時期

発育の問題を解決し、機能回復を図る矯正治療であるため個人差はあるものの、6歳から9歳までには治療を開始することが理想だと考えられます。しかし、いわゆる『受け口』と呼ばれる下顎の不正咬合が心配される場合は、それより早い時期の4歳から5歳までに開始することが望ましいでしょう。

この時期に開始する理由は、萌出前の永久歯がたとえ不正な方向にあったとしても、顎の成長をコントロールすることで正常な位置に誘導することが可能であるからです。そのため、開始の時期の見極めが重要だと言えます。 ただし、顎顔面矯正の時期を逃してしまっても、一般的なワイヤー矯正を行うことはできます。また、明らかに前歯の生える位置がずれていれば、顎顔面矯正のあとに通常の矯正が必要になります。

最後に

歯並びは見た目の問題だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。そのため、早い時期から関心を持つことが大切です。また矯正治療は、症状や目的、開始時期など様々で、個々に適した治療法を見つけることが成功への近道と言えるでしょう。

お子さんの歯並びに不安を感じたら、お気軽にご相談ください。

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